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DENON PRA−1000B 修理記録
平成19年2月18日到着   3月5日完成
  • A. 修理前の状況
       DENON PRA−1000Bを25年来持っておりますが、ここ数年はラックの飾りになっておりました。
       オークションでメインが出品されておりプリと対になると思い、価格も安かったので買ってしまいましたが、
        外観は中程度ですが、ノイズもなく一応ちゃんと動作はします。
       そこでプリを久しぶりにつないで見ましたが、「ガサガサ」ノイズ等が出ており、 天板を外して観察したところ、
       電源のケミコンからのリークなどがあり、電源基盤の部品コンデンサー類を購入し、 自分で交換を試みましたが、
       非常にメンテナンス性が悪く、基盤を取り外そうとしましたが、断念しました。
        (このときに基盤の角を1センチほど欠損し、一部回路が切れてしまいました・・・)
  • AE. 電源仮修理後測定
        歪み多し

  • B. 原因
       高圧供給されない
       ユーザーが修理試み、高圧ダイオード焼損

  • C. 修理状況
       基盤修理
       全真空管ソケット交換
       電解コンデンサ−増量交換
       フイルムコンデンサ−交換
       RCA入力端子交換
       基盤・配線手直し、補強
       半固定VR交換

  • D. 使用部品
       整流ダイオ−ド                  4個
       フイルムコンデンサ−             18個
       タイト製MTソケット               10個
       RCA入力端子(テフロン絶縁)      4組8個
       電解コンデンサ−                35個
       ブロック電解コンデンサ−            2個
       フイルムコンデンサ−             18個
       半固定VR                    7個

  • E. 調整・測定

  • F. 上位測定機器での調整・測定

  • G. 修理費  120,000円    <<オーバーホール修理>>
                           <<但し、真空管は別途支給です>>

A. 修理前の状況
A−1A. 点検中 前から見る
A−1B. 点検中  ポケットを開け、前から見る
A−1C. 点検中 後から見る
A−1D. 点検中 真空管カバーを取り、後から見る
A−2A. 点検中 上から見る
A−2B. 点検中 下から見る
A−3. 点検中 真空管ソケット
A−4. 点検中  電源基板の液漏れしている電解コンデンサー
A−5.点検中 ユーザーが修理に試みた所
A−6.点検中 最近の真空管の足は金メッキやニッケルメッキされたのが多いいので、ソケットを交換するのは効果が大きい
AE. 電源仮修理後測定
AE−1. 出力・歪み率測定
    <見方>
   下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定
   下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下段中右上=周波数計
   上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用
   上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用
   上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max=1V」を観測)
   下段中右上 デジタル電圧計=出力電圧測定RLは切り替えて測定
   下段左端 電圧計=入力電圧測定
AE−2A. 電源仮修理後歪率測定 出力電圧1V 歪み率=1.5% 測定レンジ=3% AUX入力1000HZ
AE−2B. 電源仮修理後歪率測定 出力電圧1V 歪み率=1.5% 測定レンジ=3% AUX入力400HZ
AE−3A. 電源仮修理後歪率測定 出力電圧1V 歪み率=2% 測定レンジ=3% MM入力1000HZ
AE−3B. 電源仮修理後歪率測定 出力電圧1V 歪み率=2% 測定レンジ=3% MM入力400HZ
C. 修理状況
C−1. 修理中  前面パネルを外し修理中、修理の事など全く考慮していない設計なので、修理は大変!
C−1A. 修理前  電源基板
C−1B.  修理後  電源基板 半固定VR、TR(トランジスター)4個、電解コンデンサー6個、整流ダイオード4個交換
C−1C.  修理前  電源基板裏
C−1D.  修理(半田補正)後  電源基板裏
C−1E.  完成電源基板裏 洗浄後
C−2A. 修理前  ヘッドホーンAMP・ディレイ基板。 ディレイのリレーは6Vとなので市場に無し。
             出力をアースするだけなので交換せず(接触不良になっても、性能に影響無し)
C−2B.  修理後  ヘッドホーンAMP・ディレイ基板基板 TR(トランジスター)12個、電解コンデンサー13個交換
C−2C.  修理前  ヘッドホーンAMP・ディレイ基板基板裏
C−2D.  修理(半田補正)後  ヘッドホーンAMP・ディレイ基板基板裏
C−2E.  完成ヘッドホーンAMP・ディレイ基板基板裏 洗浄後
C−3A. 修理前  電源電解コンデンサー
C−3B. 修理後  電源電解コンデンサー、47μF/450WV→100μF/450WV大幅に増量
C−4A. 修理前  R側基板
C−4A−1. 修理前  R側基板 熱の為、電解コンデンサーの頭がかなり剥けている
C−4B.  修理後  R側基板 半固定VR3個、フイルムコンデンサー9個、電解コンデンサー8個交換
C−4C.  修理前  R側基板裏
C−4D.  修理(半田補正)後 R側基板裏
C−4E.  完成R側基板裏 洗浄後
C−5A. 修理前  L側基板
C−5B.  修理後  L側基板 半固定VR3個、フイルムコンデンサー9個、電解コンデンサー8個交換
C−5B−1. 修理前  L側基板 熱の為、電解コンデンサーの頭がかなり剥けている
C−5C.  修理前  L側基板裏
C−5D.  修理(半田補正)後  L側基板裏
C−5E.  完成L側基板裏 洗浄後
C−6A.  修理前  真空管ソケット
C−6B.  修理後  真空管ソケット、金メッキの足の真空管には、金メッキのソケットが身分相応です。
C−6C.  修理前  真空管ソケット裏
C−6D.  修理裏  真空管ソケット裏。 アースラインを設定。
C−7A. 修理前  SW基板
C−7B. 修理前  SW基板裏。 日立のOEM製品か?
C−7C. 修理(半田補正)後  SW基板裏
C−7D. 完成SW基板裏 洗浄後
C−7E. 修理前 前部パネルRCA端子基板裏。 R側の2本の配線(赤色2本)端子が基板に挿入不十分
C−7E−1. 修理中 前部パネルRCA端子基板裏。 修理前=左側赤色線、修理後=右側赤色線
C−7F. 修理(半田補正)後  前部パネルRCA端子基板裏
C−7G. 完成前部パネルRCA端子基板裏 洗浄後
C−8A. 修理前  出力RCA端子
C−8B. 修理後  出力RCA端子
C−9A. 修理前  入力RCA端子、TUNER・PHONO−1・ONO−2・AUX−1・AUX−2交換する
C−9B. 修理後  入力RCA端子
C−AA. 修理中  電源投入リレー。 左=付いている物、右=新しい物。
C−AB. 修理中  VRの洗浄。 軸のグリスが流れ出さない様に、向きを考慮し、少しずつ噴射する。
C−AC. 修理中  電源コードの半田を付け換える。 
C−AD. パネル清掃
C−BA. 交換部品
C−BB. 交換部品。 交換した足が真っ黒なTR(トランジスター)
C−CA. 修理前 上から見る
C−CB. 修理後 上から見る
C−CC. 修理前 下から見る
C−CD. 修理後 下から見る
C−CE. 完成 綺麗なお尻で帰る。
E. 調整・測定
E−1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下側オーディオアナライザーより100HZ・400HZ・1KHZ・2KHZの信号を出し(歪み率=約0.0006%)これをAMPに入力し、出力を測定
   上段オーディオアナライザー(VP−7723B)=R側AMP測定。
   下段オーディオアナライザー(VP−7723B)=L側AMP測定。
   下段左端ノイズメータ(VP−9680A)=入力信号レベル測定。
   定格(カタログより)
       PHONO2 2.5mV/30KΩ
       TUNER 250mV/200KΩ。AUX1&2 250mV/200KΩ。TAPE PB-1&2 250mV/200KΩ
       定格出力  1Vrms
       全高調波ひずみ率  0.06%以下(出力5V・1KHz)
E−2A. AUX入力端子に250mV・100HZを入力。 出力=1V、歪み率=0.02%。
                                       VRはMax位置。 上段=R側AMP測定。 下段=R側AMP測定。
E−2B. AUX入力端子に250mV・400HZを入力。 出力=1V、歪み率=0.02%。
E−2C. AUX入力端子に250mV・1KHZを入力。 出力=1V、歪み率=0.02%。
E−2D. AUX入力端子に250mV・4KHZを入力。 出力=1V、歪み率=0.02%。
E−2E. AUX入力端子に250mV・10KHZを入力。 出力=1V、歪み率=0.02%。
E−3A. PHONO入力端子に2.5mV・1KHZを入力。 出力=0.8V、歪み率=1.2%。
                                       VRはMax位置。 上段=R側AMP測定。 下段=R側AMP測定。
                       測定値が高いのは、上下のシールド(蓋)が無い為
E−3B. PHONO入力端子に100HZを入力。 出力=1V、歪み率=0.6%。
E−3C. PHONO入力端子に400HZを入力。 出力=0.8V、歪み率=1.2%。
E−3D. PHONO入力端子に2KHZを入力。 出力=1V、歪み率=0.7%。
E−3E. PHONO入力端子に4KHZを入力。 出力=1V、歪み率=0.7%。
E−3F. PHONO入力端子に10KHZを入力。 出力=1V、歪み率=0.7%。
E−4. AUX入力端子に入力。 出力=5V、歪み率=0.08%。
                                       VRはMax位置。 上段=R側AMP測定。 下段=R側AMP測定。
F. 上位測定機器での調整・測定
F−1. 上位測定器で調整・測定。完成後の検査なので、上記より良いはず(シールド・ケースが完備)
F−2A. 入出力特性測定。 AUX入力端子に250mVを入力。  出力=1V。 VRはMax位置。
                                           左出力=薄(細い)色 右出力=濃い(太い)色。
F−2B. 入出力歪み測定。 AUX入力端子に250mVを入力。 VRはMax位置。
F−3A. 入出力特性測定。 AUX入力端子に250mVを入力。 BASS_VR_Max & TREBLE_VR_Max。
F−3B. 入出力特性測定。 AUX入力端子に250mVを入力。 BASS_VR_Min & TREBLE_VR_Min。
F−4A. 入出力特性測定。 AUX入力端子に250mVを入力。 25HZ_LowCutFilter_On & 6KHZ_HiCutFilter_On
F−4B. 入出力特性測定。 AUX入力端子に250mVを入力。 70HZ_LowCutFilter_On & 10KHZ_HiCutFilter_On
F−6A.  入出力特性測定。 PHONO入力端子に2mVを入力。 VRはMax位置。
F−6A.  入出力歪み測定。 PHONO入力端子に2mVを入力。 VRはMax位置。
                    10KHZ辺りから悪くなるのは、レベルが足らない為。
E−5. 24時間エージング中。
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